試練。
こんな日がいつか来ることはわかってたし
覚悟はしていたつもりだけど、いざその場面になると言葉が出なくなるね。
園にお迎えに行った時に、普段娘と良く遊んでくれる年長さんの女の子が
「あれー!娘ちゃんのママも娘ちゃんと同じ手だー!!なんで?」
と不思議そうに聞いてきた。
私は「お!きたか!!」
みたいな感じであまりビックリはしなかったけど、突然聞かれたから答えに困って
「えー、知らなかった?なんでだろうね!」
としか言えなかった。
年長さんとはいえ、まだ小さな子どもさんなので難しいこと話しても解らないしな...
少しして女の子は気まずそうに違う部屋に行ってしまった。
帰りの車で色々考えてたけど、
どう答えたら正解だったのかな!!
私の親も同じような想いをしたんだろうな。
次に聞かれたらそれなりに答えられるようにしておこう!と思って答えは準備してた。
そしてついこの間、違う子に聞かれた。
「ねぇ!娘ちゃんのお手手はなんで指が4つなの?娘ちゃんのママの手も見せて!!」
私は「お!!きたきた!今回は答えも準備してあるし、なんとかなるだろ♪ふへへ」
ぐらいに思ってた。
見せてと言われたから
私の左手を差し出したよ!
何回も指の本数を数えて不思議そうな顔をした後に困った顔してたから、あれれ?どうしましょ!ってなって私は娘と共にその場を去った。
周りには他の園児数人と、先生もいて
先生はすごく気まずそうにニコニコするしかなくて、変な空気になってしまった。
「これだこれだ!この空気」
あたしゃ、この空気を今まで何回も感じてるんだよな。
子どもたちが気になるのは当たり前だから、それを大人の私がちゃんと答えてあげなきゃいけないんだ。
娘の今後のためにも!
逃げずに立ち向かおう。
私も少しこの「障害」について勉強が必要かな。
私と娘だけに限らず世の中には色んな人がいるから、そういったことも含めてこれからたくさんの子どもたちに話をしなきゃいけないのかも。